『端というポジションが彼には必要だった』~【徹底考察】人はなぜ伊野尾慧にハマるのか。そこにはカラクリがあった。

 

深夜3時。無性に考えたくなった。

私の目にはここ最近伊野尾さんのファンが急増したように見えるのだ。Twitterや様々な方のブログを拝見していると、急に伊野尾さんに降りたというお話をよく見かける。伊野尾さんを応援させていただいてるジャニオタの端くれの身としては伊野尾さんの魅力が世間様に知られることは非常に嬉しい。ということで伊野尾慧の魅力とは一体何なのか、なぜ人は伊野尾慧にハマっていくのかについて徹底的に考えたい。実はブログを始める時から伊野尾さんについてずっと書きたかった。ただ、彼について考え書くことは相当な時間とエネルギーが必要なので、今、一念発起して書いてみる。あくまで個人の考えなので『なんだこいつ』と思われた方、ジャニオタの端くれの戯言だと思い聞き流してください~。いーの?おっけーい!!!!(最近見ないな寂しいな)

 

まずは結論から。伊野尾慧の最大の魅力と人々が彼にハマっていく理由は同じ。それは、彼が自分の情報を与えないからである。

人は自分の知らないことを知ると少なからず興味を覚えたり、その物事について考えたりする。またその物事に興味が沸けば沸くほど深く知りたい、やってみたいと考えるようになる。ジャニオタが自担の過去を調べたり、昔のDVDやCDを漁って見たり聞いたりするのがいい例である。情報を深く知れば知るほど嬉しく思い、さらに詳しく知りたいと考える。この情報の与え方が絶妙なのが伊野尾慧なのだ。

 

とは言え最初のきっかけがなければ、伊野尾慧に興味を持ってもらうことはできない。そこに伊野尾さんの絶妙ポイントその①があるのだ。

 

伊野尾さんを最初に知るきっかけ。それは

この綺麗な顔した人誰?! + なんでこの人端にいるの?!という疑問の足し算である。

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伊野尾さんを最初に知る大きなきっかけとして、歌番組やコンサートDVDがある。Hey!Say!JUMPといえばセンターの山田さんやドラマやバラエティに出ている知念さん、ヒルナンデスの有岡さん、金八先生(八乙女さん)やごくせんの人(高木さん)…なんか小さいときからよく見たことあるぞ(薮さん)という認知度(あくまで私のお茶の間に対するイメージ)があるのではないか。そこを彼はうまくつっついてくるのだ。

 

テレビやコンサートを見た人はハッとする。 『誰だこの綺麗な顔の人は!』『なんで今まで知らなかったんだろう?→なぜ端にいるんだろう?』という興味の連鎖を引き起こすのである。ここまで来たらもう第1ラウンド終了。こっちのものである。

 

伊野尾さんの魅力その②

与えられる情報のギャップ

伊野尾さんに興味を持ち始めた人は、知り合いに聞いたり調べたりして情報を得ていく。その中で彼が明治大学建築学科を卒業しているという情報を手に入れる。ジャニーズの中でも建築の分野は新しい。高学歴な上、ジャニーズの可能性を新たに広げる存在に人々は気付くのである。じゃあなぜ端にいるのか?もっと推されても良いのではないか?人々が疑問をさらに持ち始めたら第2ラウンド終了。伊野尾さんの謎は人々を捉えて離さない。

 

伊野尾さんの魅力その③

与えられない情報

 

伊野尾さんをもっと知ってみたい、どんな人なんだろうか、そう思って調べていくとある段階でみな手が止まる。彼の情報が手に入りにくいのである。『どんなキャラクターなんだろう?』と思って調べてみても『テキトーなキャラクター。』『平成の高田純次』で止まってしまい彼の本質をなかなか見抜くことができない。感情を表に出すことをあまりしない上、このテキトー(適当)なキャラクターのため、彼が一体どういう人なのか人々は全くわからないのである。深まった謎を知りたいと人々は情報を欲するのである。

 

『知りたい』と思った頃には、もうファンの入り口です。ようこそこちらの世界へ〜!ところが彼を知る術はほとんどありません。ただひたすら彼の出ている映像や雑誌、コンサートを見て彼を知っていくしか術はないのです。

 

ところが伊野尾ファンを揺るがす大事件が起きる。彼の本質に触れたMyojo1万字インタビュー。

私はこのインタビューがファンが急増したきっかけの一端だったのではと考えている。伊野尾さんを知りたいという欲望と彼の本質に触れたインタビューはまさに需要と供給のバランスがぴったりとあったタイミングであった。

 

 

 

伊野尾さんの魅力その④

与えられる情報の価値、信念の強さ

 

伊野尾さんのMyojo1万字インタビューが他のアイドルと違う点は、ジャニーズで苦労した話にほとんど触れなかった点である。大抵のMyojoインタビューでは、メンバーに選ばれなかった話、デビューを先越された話、練習の大変さや、メンバーが再構成された話などが語られる。ところが伊野尾さんは、これを一言で片付けた。

[実は苦労してる。本当の姿を伝えたいとも思わない?]

『全然思わない』

苦労しているのは、自分だけではない。苦労したり、辛かったり、大変だのというのは自分だけではなく一般の人も一緒と語っていたのである。

私もこのMyojoインタビューでよく語られる、苦労話には少し違和感があった。もちろん、デビューできたアイドルはもちろん私たちの知らない並々ならぬ苦労話や辛かった話があるだろう。ただ、それは長年デビューできずに辞めていったJr.にも言えることで、一般の人にも言えることである。もちろんそんな苦労があったからこそ今があるんだ。と、グループに還元する意味もあると思う。しかし、伊野尾さんはそれでも、それは誰かに任せて自分の仕事は人を明るくさせる仕事をすべきだと考えているのだ。そのために苦労した話をする気はないと語っていた。

 

多くの人が伊野尾さんに共鳴を受けファンになったのは、この彼が持つ、彼なりの信念の強さではないだろうか。

 

デビュー前のJr.時代、よくテレビに出ていわゆる推されJr.のポジションにいた彼がデビュー後、端っこに移動した。高校では友達が1人もできず、それでも高校を卒業する意味を考えて大学に進学。自分の世界観を広げるフィールドに飛び出した。自分がどの位置にいようが、常にメンバーを見てほほえましく笑っている。

 

彼はテキトーではなく適当なのである。

自分の考えを持った上で、自分のポジションや周りを見てこのキャラクターに位置づいたのだ。だとしたら、この端にいる綺麗な顔したポジションすらも適当だったのではないか。

 

芯の強さと彼の思慮深さが適当というキャラクターを生み出したと気付いた時には、あなたはもう伊野尾慧の虜である。これが最近の伊野尾担急増事案のカラクリだと思われる。

 

故に彼に端っこというポジションは必要だったのだ。最近では、ドラマに舞台に(おめでとうございます!)どんどんメディアへの露出が増え、歌番組でのポジションも真ん中に来ることもあり、知名度はぐんぐん上昇している。(ハズ)

 

私たちが知っている伊野尾さんは氷山の一角に過ぎないのかもしれない。端というポジションと少し本音を語ったインタビューのタイミング。これが彼の計算なのか偶然なのか必然なのかも私たちにはわからない。彼の本心は彼にしかわからないのだ。それでも私たちはその氷山の一角を探すため、もっと知りたいという好奇心と彼の芯の強さに惹かれ、これからも伊野尾慧を応援するのだ。

 

これすらも伊野尾さんの適当な計算通りなのだとしたら、今後も私は喜んで彼の手中で転がされる予定だ。


彼の魅力はまだまだ尽きない。声やロイヤルな動作(果たしてロイヤルとは。自分でも定義がわからない)やら挙げたらキリがないので、またいつか伊野尾慧について書きたいと思う。

そして最後に。ドラマにバラエティに舞台と次々とフィールドを広げている伊野尾さん。コンサートのステージ構成を彼が考える日もそう遠くないかもしれない。加えて個人的には、必殺仕事人に吹き矢のお慧で出て欲しい…。